ガソリン代高騰、電力需給逼迫…「EV元年」のいま、EVを買うのは正解か？

2022年は「EV元年」と呼ばれ、各自動車メーカーが地球温暖化の原因となる化石燃料自動車の認可停止を見据えて複数のEVモデルを発表した。ところが、この勢いに水を差すかのように、肝心要な電気代が値上がりしている。電力大手10社のうち、すでに価格転嫁できる料金制度の上限に達している6社のほか、残された4社も8月に値上げを実行。使用料が平均的な家庭の場合、東京電力では初めてひと月の電気代が9,000円を超え、1年前と比べるとなんと2,100円以上高くなっている。さらに、今日本ではほとんどの原子力発電所が止まっており、頼みの綱は天然ガスと石炭による火力発電なのだが、ロシアのウクライナ侵攻などに起因した世界的な天然ガス不足により、電気代がさらに値上がりする懸念もある。そんな状況下にあるEVの買い時はいつなのだろうか？