V字回復支えた「ファンケル大学」、現場復帰の創業者はなぜ設立を唱えたのか「3つの危機感」が生み出した企業内大学、克服した経営再建の最重要課題とは - ニュース・経営
2015年度に12億円まで落ち込んだ営業利益を2019年度に141億円までV字回復させた、化粧品・健康食品メーカーのファンケルグループ。2003年に経営の現場から退き、2013年に復帰した創業者の池森賢二代表取締役会長(現・名誉相談役)が真っ先に着手したのが、企業内大学「ファンケル大学」の設立だった。経営再建の最優先課題がなぜ人材教育で、なぜ「企業内大学」だったのか。ファンケル大学を設立した狙い、経営における役割などについて、設立以来、一貫してファンケル大学の運営に携わってきた学長の田中淑子氏に話を聞いた。