自分は向いていないんじゃないか…プリズン・ドクター「おおたわ史絵」が苦悩の末に辿り着いた「塀の中の医療」の現実

父親に憧れて医師になったおおたわ史絵さんは、父親が遺した下町の診療所を引き継ぎ15年間、開業医として地元の人達を診ると共に、テレビ番組でコメンテーターとして活躍してきた。「一旦ここで、自分の人生を少し見直してみようかなと思って」と診療所を閉じた後、知り合いからの誘いを受けて刑務所を見学することになり、「私、向いているかもしれない」と思い刑務所の中の医療の世界に飛び込んだ。