【クラウドWatch】富士通研、空調制御の新技術開発 データセンター電力を大幅減
富士通研究所(川崎市中原区)は、データセンターの空調設備の電力を大幅に削減する空調制御技術を開発したと発表した。人工知能(AI)サービスの急速な普及により、データセンターには高性能かつ高発熱のコンピューティングシステムが設置され、今後ますます消費電力の増加が見込まれる。このため、データセンターでは、全電力量の30~50%を占める空調設備の省電力化が特に求められている。冷たい外気を取り入れる空調機や、最適な電力最小設定を探索する制御方法など、各データセンターでさまざまな工夫が施されているが、さらなる電力効率の最大化を進める必要がある。