米陸軍「暗号解読組織MI8」に回された暗号私信は大半が「ラブレター」だった…その驚きの実態

1931年に刊行された『ブラック・チェンバー』は、米英日はじめ世界中に衝撃をもたらし空前のベストセラーとなる。米国がひそかに行っていた諜報活動の実態を、暗号解読室「ブラック・チェンバー」創設者、H・O・ヤードレー自身が暴露したのだ。角川新書より復刊された『ブラック・チェンバー 米国はいかにして外交暗号を盗んだか』から一部抜粋して、歴史の裏で繰り広げられていた米国インテリジェンス活動の実態を紹介する。