企業変革を進める際に必ずと言っていいほど直面するのが「組織カルチャーの壁」だ。DX推進のためにデザイナーを採用した三井住友銀行(以下、SMBC)は、「デザイン」という新しい文化を組織に浸透させる過程で多くの困難に直面したという。SMBCはその困難をどう乗り越え、デザインの力による変革を進めていったのか。『銀行とデザイン デザインを企業文化に浸透させるために』の著者でありSMBCのインハウスデザイナーとしてUI(User Interface)/UX(User eXperience)デザインを担当するリテールIT戦略部 堀祐子氏と、デザインチームを統括するリテールIT戦略部長 中村裕信氏に話を聞いた。