アメリカ大統領に「できること」は、実は意外に限られている!?
ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利した後、ある有名企業の社長がメールで「アメリカ国民は切り札(トランプ)を引いたわけですね。それはAceなのか、それともJokerなのでしょうか」と送ってきた。果たして、トランプ氏はエースなのか、ジョーカーなのか。アメリカは、世界は、どうなるのか。
ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利した後、ある有名企業の社長がメールで「アメリカ国民は切り札(トランプ)を引いたわけですね。それはAceなのか、それともJokerなのでしょうか」と送ってきた。果たして、トランプ氏はエースなのか、ジョーカーなのか。アメリカは、世界は、どうなるのか。
永田町で流れた、ひところの「解散風」は今ここへきて静まりつつある。しかし、「(解散は)やるやると言ってやるものじゃない。静かになったということは、やらないという意味じゃない」(自民党ベテラン議員)との声もある。やるのかやらないのか。各党の情勢を探った。
銀行員のみならず、他業界のビジネスマンからも「組織を学ぶ絶好の教科書」と評判だ。会社とは、出世とは、働くとは何かを考えさせられるという話題の書の「読み方」を、二人が語り尽くした。
11月13日、モスクワ。プーシキン美術館で、目の不自由な人のために、特殊な技術を使って名画6点を複製し、展覧会「見えないものを見る」を開催している。これは同館初の試みで、11月13日にオープンした。写真は、18世紀フランスの画家ジャン・シメオン・シャルダン「絵の道具のある静物画」を鑑賞する訪問者。
サンクトとチューリッヒの研究者ら
電気刺激と最新インプラントを用いて、麻痺のある人の多くに足で立ってもらおうとしている。すでに実験用マウスでこの新しい方法を試しており、現在、人への応用の問題について考えている。
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ロシアの専門家はどう見ているか
ロシアと日本に対する米国の立場
モスクワ国立国際関係大学・東洋学講座主任を務めるドミトリー・ストレリツォフ教授は、肯定的な予想を示す。「トランプ勝利の後では、露日関係の推移、発展に対する米政府の介入は、最小限になるだろう。トランプ氏は、選挙戦で米露関係の正常化が必要だと公言したことでもあるし。こうした点からして、米国が露日関係を妨げるだろうと仮定するのは、少なくとも論理的とは思えない」。ストレリツォフ教授はこうコメントした。
トランプ氏のレトリックには、米国社会に見られる気分が反映している。すなわち、孤立主義に傾き、自国を「唯一の超大国」かつ「世界の警察官」とする立場から退こうとする気分だと、ストレリツォフ教授は考える。
教授の見解では、こうした論理に従えば、米国は、アジアにおける主要な同盟国である日本に、対露関係構築においてはるかに「大きなフリーハンド」を与えるはずだという。
ストレリツォフ国際関係大学教授の楽観論
「言い換えれば、もし米国が、同盟国を守る義務から自らを解放し、同盟国に対して、安全保障に関する戦略を自分で選択する権利を与えるならば―